バルセロナの夜の海岸は静けさと風の音が流れていた。
takenoppuです!!
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12月頭のバルセロナの海岸は気持ち良い。
海風が強く、多分LEDだと思われるオレンジ色の電灯からの輝きと波の音、そして海岸に沿うようにヤシの木がずーっと並んでいる。
その先には明かりが灯り、少し賑わいを見せている様子だ。
海岸までは例のごとく近くの駅から歩いてきた。海の香りはやはり良い。
12月ということか多少肌寒い感覚はあり、人はほとんどいない。
途中、物売りの青年とすれ違ったり、カップルを見かけたりはするがあとは海岸沿いを通るタクシーやバイクがたまに通るだけで散歩をするにはもってこいの環境だった。
海岸の道路からは下の砂浜に降りられる階段があり、砂浜に降りてみることにした。砂浜は更に潮の香りが増して波の音も体へそして耳へ直へ感じることが出来る。
最高に気持ちが良い
きっと夏場のハイシーズンにはこの辺り一帯は海水浴が出来てさらには海の家のような屋台やバーなどもありそうな気配がする。
そういったハイシーズンの天候や季節にもいいかもしれないが12月でもオススメ出来る環境だ。
海岸の先の方の賑わっている所まで更に歩いていくことにした。海岸の気持ち良さがあり、30分以上は歩いたというのに全然疲れはない。
明かりが見えてくるとその明かりの正体が何だか徐々に分かってきた。
シーフードレストランである。
それも1軒ではなく、10数軒連なって海岸沿いに点在している。いつものようにお金をあまり持っていない私ではあるが、海を眺めながらシーフードが食べたくなり、近づいていく。
それぞれの店からはジャズであったり、エレクトロミュージックであったり、ヒップホップであったり、様々な音が流れている。
入り口付近にはシーシャ(水タバコ)のお店やダンスフロアまで設置されたクラブに近いようなバーまである。その奥には美味しそうな香りが漂ってくる。
そう、シーフードである
カニ、エビ、貝、魚。日本でも見たことがあるようなものから見たこともないような種類までたくさんの魚介が並べられている。
大抵はそれをバーベキューで食べているという感じだ。
お客はいかにもお金持ちという感じの熟年カップルやおじさま、おばさまが多い。
となると気になるのは値段である。
一つのお店でしつこく客引きをしてくる所があったのでメニューを見せてもらうことにした。
はい
その時点で食べるのをやめました。
今の自分には高すぎる。
光を匂いと音に釣られてきた私だったがあっけなく撃沈である。
もし、お金に余裕があり、少し贅沢な気分で海を見ながらシーフードを食べたいというのであれば是非行くべきであるが、もしそうでないのであれば庶民的な市内にあるようなレストランなどで食べた方がよっぽど安くつくであろう。
次回に続く・・・
P.S.今回は少し書き方を変えてみました。色々試しながら自分のスタイルを決めていこうと思います。